毎日フロマージュ!

No Cheese, No Life

 大好きなチーズの資格CPA(チーズ・プロフェッショナル)を取り、日々チーズの素晴らしき魅力に驚かされています!チーズを1日3切れ食べれば、目標カルシウム摂取量に到達するみたいなので、カルシウム不足の方や骨粗鬆症予防に、積極的にチーズを食べよう! 

世界三大ブルーチーズ→ロックフォールは羊の乳で作られ、洞窟で熟成させたチーズ

さて、世界三大ブルーチーズ、2つ目は有名なフランスのロックフォールです。
 

三大ブルーチーズのうち、ロックフォールだけは牛乳ではなく、羊乳で作られてるのです。牛ではなく、羊のチーズなのです。だから、ちょっとだけあまり嗅ぎ慣れていない獣臭がするかもしれません。 

そして、塩分もしっかりありますので、パンやドライフルーツやハチミツなんかと一緒に食べた方がより美味しさを感じると思います。フランスのデザートワインとして有名なボルドーのソーテルヌとロックフォールの組み合わせも有名です。
 
ロックフォールは、とても歴史が古く、古代ローマ時代にはすでに食されていたみたいです。ということは2000年以上の歴史のあるチーズということになるからすごいですよね〜。そして、フランスのAOPと呼ばれる原産地名称保護制度があるのですが、その第1号でもあるのです。なので、ロックフォールの歴史や作り方はチーズを勉強する上でとても重要になってくるのです。
 
このAOPという制度は、EUにも認定されていて、ヨーロッパでフランスのほか、イタリアやイギリス、ドイツなどが取り入れている共通の制度なのです。
何のための制度かというと、似たようなものを作っても、同じ名前で販売してはいけないですよ、ということです。このAOP認定をもらうということは、決められた大きさや産地、そして熟成期間が守られなければならず、伝統的な製法をとらなければ、その名前を名乗ることができないのです。
 
だから、製法だけが同じであればいいということもないのです。産地も規定されているので、例えばイタリアでロックフォールと同じ製法で作っても、限定されている産地は、フランスのルエルグ地方なので、イタリアで同じ製法で作っても、それはロックフォールとは名乗れないということなのです。
 
実は、デンマークのダナブルーという、ロックフォールをまねて作ったブルーチーズがあり、名前もダニッシュ・ロックフォールといってみたいなのです。で、それは困るということで制度が進んで名前もダナブルーに変わったということですね。
 
ちなみにダナブルーは牛乳で作られているので、ロックフォールよりとっつきやすいところもあります。
個人的には(食べ比べると顕著ですが)ロックフォールの方がコクがあって美味しいと思います。
が、金額もダナブルーの方がぜんぜんお手頃なので、まあ、ね。
 
そういえば、先日、渋谷西武地下に入ってるヴィノスヤマザキで買って食べたロックフォールは、かなり美味しかった。独自に仕入れてるので、日本ではここでしか買えないかもしれません。
塩気とミルクとなんだか香ばしい感じと絶妙でしたよ!

 

チーズプロフェッショナルという認定資格を取ってみた

こんにちは、ミミオレといいます。
今年私はCPAと呼ばれるチーズプロフェッショナル協会の認定資格を、今年取得しました(^∇^)ノ♪

4月から教室に通いはじめ、毎週1回チーズのお勉強をして7月に1次試験を受けました。
これがなかなかの難しさで、すべて記述式。70%以上の正解で合格なのですが、その出題範囲がすごかった。

チーズの文化史から始まり、各タイプ(白カビ、青カビ、ウォッシュタイプ、ハードタイプなどなど)のチーズの製造方法に加えて、各国のチーズのAOPに認定されたチーズの種類・特徴をおさえつつ、日本のチーズ事情や文化史、さらにチーズの栄養や飲み物との相性などなど、ふーっ、今振り返ってもすごい大変なお勉強になりましたー!

しかし、意外(?)にも勉強は楽しかったヾ(o´∀`o)ノ
フ ランスやイタリアチーズのスペルなんかも正確におさえないといけないので、そういうのはちょっと大変だったんですが、チーズ好きには、チーズの素晴らしき 栄養価についてや、飲み物や付け合せとの相性、カッティングなどを知ることができたので勉強できて良かったと思っています!

特に、チーズにも旬があって、牛が夏草を食べたのか干し草を食べたのかでチーズの味や見た目に影響するとか、チーズを選ぶ時のポイントがわかったので、ショップでチーズを見て選ぶのもまたそれはそれで楽しくなったんです♫

チーズについてはまた折々触れるとして、とにかくそんな大変な合格率40%に満たない1次試験を突破できたのは本当に嬉しかった。おそらく私はギリギリで通過だったとは思うのですが、まあギリギリでも満点でも合格は合格ってことで。

合格後は再び2次試験対策のお勉強が続きました。今度は応用編なので、ひたすらチーズを食べて特徴を掴んで書く、書く、書く。
ブラインドで、なんのチーズなのか、大体わかるようにならなければならない。例えば、青カビの場合は、代表的な羊乳で作られたロックフォールか、牛乳の青カビチーズか、などがわかれば良いのだけど、なかなかそれがね~。

あとは相性の良い飲み物などのチーズのサービスに必要な提案を書く、書く、書く。

そんなこんなでしたが、2次試験もなんとか突破でき、10月に晴れてチーズプロフェッショナル認定をもらうことができました!

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